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子宮筋腫に対しての治療開始！
 子宮筋腫を小さくする治療【ナサニール点鼻液】
1998年10月末日から、ナサニール点鼻液という薬を使用開始します。
鼻に噴霧するタイプの薬です。
このナサニール点鼻液という薬によって、女性ホルモン（エストロゲン）の分泌を抑えることで、人工的に生理を止めて、筋腫を小さくしていきます。
但し、ナサニール点鼻液を使うことによって、完全に筋腫を「ゼロ」にしてしまうことは出来ないのですが、筋腫が小さくなることによって、大量の出血や、生理痛から、解放されます。
先生からナサニール点鼻液についての説明
ナサニール点鼻液の使用注意事項として、6ヶ月以上の長期間に渡る使用は出来ないんだそうです。なぜ長期間ナサニールを使用してはいけないのかというと、それは、女性ホルモン（エストロゲン）を止めてしまうことによって、人工的に生理が止まるということは、イコール、人工的な更年期障害が起こるわけで、そのうちの症状として、骨がもろくなってしまうなどの骨粗しょう症やホットフラッシュなどの症状が出てしまうことが、大きな要因のようです。
ヒステロスコープで筋腫の詳細を調べる検査実施
ナサニール点鼻液を使い始めて、生理が止まり始めた頃と記憶していますが、
1998年12月末日に、ヒステロスコープという子宮鏡内視鏡カメラで、子宮内部を検査を実施。
しかし、この検査の前に、子宮口を薬で広げなければならないのですが、なかなか広がらず、とても痛い思いを4時間ほどします。朝9時から子宮口を広げる薬を子宮口付近に入れていくのですが、結局ヒステロスコープ内視鏡検査を12時開始予定が、1時間遅れに。
いよいよヒステロスコープによる検査開始。
先生や看護師さんの指示どおりに、口から息をハァ～っと出して、息を吸ってを繰り返しながら、かなりの痛みに耐えながら、なんとか検査も終わりに近づいたとき、急に手がしびれてきて動かなくなってしまいます。
なんとそれは、過換気症候群（かかんきしょうこうぐん）というもの。
「酸素の取り込みすぎ」によるものと考えられていて、あまりの痛みに耐える為に、激しい呼吸をくり返した為、血液中の酸素が増えすぎて、手がしびれて動かない症状が出現。
看護師さんが、紙袋を鼻と口の両方を覆（おお）うようにあてがってくれて、自分が吐き出して袋の中に貯まる炭酸ガスを再び吸い込むというのを繰り返しているうちに、呼吸が楽になり手も動くようになってきます。
どうも、一つ目の病院での最初の激痛がトラウマとなっていて、婦人科の診察は痛いというのが頭から離れなくなってしまっていたようです。
なんとかヒステロスコープ検査も無事に終了し、先生からの話を聞きます。
子宮筋腫治療（ナサニール）の経過説明
子宮内にある筋腫は、目で見る限り、ごく通常の筋腫（良性）で、もう少しナサニールを使っていけば、大きさも縮小してくるはずなので、年明けに再度ヒステロスコープ検査をしてみて、さらに縮小していれば、日帰りでお腹を開けない方法（子宮保存手術（筋腫核出術））で、筋腫摘出手術をする方向で考えていきましょうということに。
一つ目の病院で言われている、子宮内膜症についてですが、血液検査の結果からみても、ごくわずかな数値であるので、よって、子宮内膜症については、考えなくてもいいと思います。
子宮筋腫核出術（膣式）で筋腫摘出へ
そして、翌年の1999年3月初旬の内診で、筋腫の大きさが、日帰り手術が可能な大きさになってきたということで、筋腫を核出術（膣式）という開腹しない方法で摘出することに決定。
筋腫＆肉腫（悪性）体験者の独り言
筋腫は小さいうちなら日帰り手術でも摘出することができます。
しかも、膣式筋腫核出術なら、お腹に傷もつきません。
大きくなるまで放っておくと、結果、子宮も失うという事態にもなりかねません。
筋腫が再び出来た音函は、再び日帰り手術で摘出。
しかし、成長の早かった2個目の筋腫は、
病理検査の結果、悪性の肉腫だったわけです。
でも、小さいうちに、その悪性の肉腫を摘出できたから、
肉腫が子宮から外に転移せずに、現在、こうして体験を語れているのです。
良性の筋腫だからといって、なにもせずに放っておくのは、
どうなのかなぁ？・・・という気がします。
それに、成長の早い筋腫には、注意が必要！とも思います。
担当の先生の治療方針にも左右されてしまいますが、
不安に感じたときには、セカンドオピニオンを受けて、
放っておいてもいいものか？何か治療か手術をした方がいいものか？
違う先生の意見を聞いて見ることも大切ではないかなと思います。
以上はあくまでも子宮筋腫&子宮肉腫（悪性）体験者の独り言ですので
医学的にこれらの考えがどうなのか？は不明です。
子宮筋腫の急激な成長とバセドウ病との関連性はあるのか？
この子宮筋腫発覚の1998年は、甲状腺機能亢進症（バセドウ病）であることも発覚した年で、今（2006年）になって考えると、甲状腺の働きがものすごく活発になっていたために、子宮筋腫の成長や出血が更に早まったり多くなったりしていたのではないかな？とも思います。
バセドウ病であると発覚する直前のイチバンひどい症状は、次の通りです。
・手が震えてしまうため小さな字が書けなくなった
・横棒が波線になってしまう（＾＾；
・夜、静かに椅子に座っていると、自分の意識とは全く関係なく全身がガタガタと震える
（ちなみにこの震えは止めようと思っても止められませんでした。怖かったです。）
・排便の回数が1日に5回とか6回あった
・1食に２リットルの水または麦茶を飲んでいた（1食ですから1日だと６リットルぐらい）
・いくら食べても太らない
・気づいたらおびただしい汗の量
・生理の周期が早くなっていた
・生理の出血の量が急激に増えた
・夜寝ても寝た気がしなくて、朝起きるとものすごく疲れている
・冷房の吹き出し口の下にいても暑い
・人に何か渡すにも手が震えて仕方がない（バスカードを入れるのも大変でした（＾＾；）
・先生に言われて初めてノドのところが大きく腫れて、目が突出していることに気づく
1997年の秋ぐらいから頭痛・吐き気（乗り物酔いが多くなった）があり、内科・眼科・耳鼻科などに行きましたが、結局何もわからず、1998年夏に某クリニックに行くまでバセドウ病だとは誰も気づいてくれませんでした。
：音函のバセドウ病体験談については
：【ゆとりどりーむ】＜バセドウ病（甲状腺機能亢進症）＞投薬－手術体験談
：のページに掲載してあります。
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ねこ＞
