２-�B親知らず抜歯【２本目】右上≪抜歯手術当日≫吐き気とゲップとの闘い

■２００９年■ ２００9年１月２２日（木） 　　手術前に、吐き気とゲップとの闘い！ 　　そして、手術室に行ったら執刀医がいないという不測の事態に！ うーん、手術当日だというのに、寝不足で、寝起きから頭痛がする・・・ 朝７時に、麻酔科から出されていた胃酸を抑える胃薬「ゼタックス」を飲みました。 それと、甲状腺機能低下症を改善する薬である、チラーヂンも飲みました。 前回は、麻酔から覚めた後に、吐き気があり、夜中じゅう吐いて大変でしたが、 今回は、午後２時予定の手術だったので、 この胃酸を抑える胃薬ゼタックスを飲んでから、かなりの時間がありました。 そうしたら、なんと、１２時からゲップが止まらなくなり、 ３０分後には、気持ちが悪くなり、吐き気をもよおし、 頭の後ろに悪寒が走り、 背中の真ん中（ちょうど胃の後ろ側あたり）が痛くなり、 自分でさすりながら、点滴棒とともに歩きまわってみました。 便意があったので、トイレに行ってみましたが、 ほんとにちょっと（１粒）しか出ずに、 その後もずっとゲップが止まらず、 そのうち、１時頃になって、 麻酔科の先生がやってきて、 じゃあ、もう少しで手術になりますので、お呼びするまでお待ちくださいね・・・ と声をかけてくれたついでに、気持ちが悪いという症状を、訴えました。 しかも、前回の抜歯手術の後と同じような症状が全て出ていますと伝えました。 飲んだ薬のせいでは？と聞いてみました。 しかし、薬のせいではなくて、緊張しているせいなのでは？と言われ、 素人の私がいくら薬が原因なのでは？と言っても、 聞き入れてはもらえませんでした。 このまま気持ち悪さが続くようであれば、手術は中止するかもしれません。 とにかく、時間が来て、手術室に来ていただいて、 その時に執刀医と相談をして決めることにしましょう。 ということになりました。 そして、12：50だったでしょうか、 ２時予定だったものが、１時１０分に入室となりましたと、 看護師さんから言われ、 手術用の服をいただいていませんと伝え、 すぐに用意しますということだったので、 先ずはトイレに駆け込み、出すものを出して、 ベッドに戻ると手術用の服と弾性ストッキングが用意してありました。 家族には、２時だと言ってあったので、まだ来ていません。 だけど、１時頃には着くように行くということだったので、 ギリギリ手術室に行く前に会えるかなぁ・・・という状況。 で、今回は、午後部屋出しの手術であるということで、 お昼前からラインをとって、点滴が始まっていて、 着替えるには、点滴の袋を持って袖を通さないと着替えられません。 誰も手伝いに来てくれるわけでもなさそうなので、 点滴袋を右へ左へと持ちかえ、袖に点滴袋を通し、 悪戦苦闘の結果、やっと手術用の服に着替えたのが１時５分ぐらい。 家族に、電話をしてみたところ、 病院への坂を上っているところだというので、 手術が早まってあと５分で手術室に行くから、 手術室の前で待っているように伝え、 直後、看護師さんに呼ばれ、ストレッチャーに乗るよう指示があったので、 貴重品の入った袋を持ったままストレッチャーに乗り横たわりました。 エレベーターで降りると、家族がいましたので、貴重品袋を渡しました。 そして、「いってきます」「いってらっしゃいがんばって」 というやりとりをバタバタとして、 手術室への入口の扉を入りました。 頭に手術用のキャップをかぶらされ、 今日は何の手術ですか？ などというやりとりをしていたら、 「え？○○先生（年配の先生）がいない？」 という声が聞こえてきました。 若先生でした。 電話をしているようです。 「○○先生は、もう出ましたか？ 　え？緊急のオペですか？ 　え？まだやっているんですか？ 　え？今ですか？ 　え？・・・・・」 「音函さん、ごめんなさい。 　○○先生が、まだ到着していないんです。 　ここで待っていただくのもなんですし、 　せっかく来ていただいたんですけど、 　もう一度お部屋へ戻ってお待ちいただけますか？」 はぁ！？ と、心の中で言っていました（＾＾； これから麻酔をかけられようという患者である私は、ストレッチャーの上なわけで、 何も言えませんわね（＾＾； というわけで、私はストレッチャーに乗せられたまま、 また手術室と廊下を隔てている扉を廊下側へ出ました。 そしたら、そこへ、病院内で道に迷っていた家族が居合わせて、 「あら、もう終わったの？」 「終わるわけないじゃん（苦笑） 　先生がまだ到着していないから部屋で待機ですって（苦笑）」 「ええ？そんなぁ」 チャンチャン♪ まるでコントのようでした。（笑） というわけで、ゲップは止まらないまま、部屋に戻ってきました。 逆に、ゲップが止まるまでに、結果としては１時間半かかりましたので、 手術が遅れてくれて、私にとってはラッキーでした。 午後１時半過ぎだったでしょうか、最後に大きなゲップが出て、 その直後に、また手術室へ行くようにというお呼びがかかりました。 そこから、バタバタとトイレに行って、 また、唇にアズノールを塗り、 イソジンでウガイする時間はなかったので、 そのままストレッチャーに乗り込みました。 今度は家族とゆっくり「いってらっしゃい」「いってきます」 などの会話をして、手を振ったりしながら、 手術室への扉をくぐりました。 腕の名前を確認し、バーコードをピッとやって、 何の手術を受けますか？親知らず右上の抜歯手術です、 などと会話をしていたら、 「音函さーん、今度はちゃんと僕いますから〜」 と、執刀医である年配先生が笑顔で私の顔を覗き込みました。 「はぁ、よかったです。よろしくお願いします。」 と言葉を交わし、私は手術室へ運ばれて行きました。 ストレッチャーから手術台に移動し、 寝転がって位置を決め、 血圧計とか、いろいろ準備をしているうちに、 今回は、すでに腕から点滴が始っていたので、 すぐに眠くなる薬で眠くなり、 「もう眠くなってきましたぁ」 と言ったら、すぐに、深呼吸をしてくださいねーと言われ、 １,２,３ぐらいで、深い眠りにつきました。 音函さーん！ という声が聞こえたので反応しようかなと思った瞬間に、 軽ーくですけど、ウエッという感覚が遠くでしました。 人工呼吸器につながっていた、喉に挿してあった管を抜かれた瞬間でした。 今回はノドからの挿管でしたので、 抜かれる瞬間を遠くでしたが感覚を記憶していました。 そして、病室に戻ってきたのは、１５時ぐらいだったようです。 すでに、管を外したのを記憶しているぐらいですから、 手術室でかなり麻酔から覚めていたようで、 しかも、上の歯の手術でしたので、体へのダメージも軽く、 病室に戻ってきてからも、 麻酔から覚めていくのがものすごく速かったように思います。 家族も、今回は目が覚めるのが早くて驚いたと言ってました。 なので、すぐに帰ってもらいました。 １７時までは酸素マスクをしているということでした。 ところが、この覚めていく時間帯がツライんですよねぇ。 鼻からは鼻水が出るは、 口からはタンが出るは、 それを飲み込んじゃいけないと言われているから、 モウロウとする中、酸素マスクを頭の上に持っていって外しては、 ティッシュに血混じりのタンをペッとしてゴミ袋に捨てる、 また数分後に、同じことを繰り返す、 この作業というか、この時間帯が、 まあ、長く感じるんですよねぇ。。。 なんともいえないイヤ〜な感覚。。。 なんか、覚めていく間の、このモウロウとした眠い中でのこの作業がねぇ、 けっこう、面倒というか、なんというか・・・ まあ、気持ち悪くなりたくないので、 血を飲まないように必至でした。 とはいえ、今回は、血止めのガーゼが口の中に入っていなかったような・・・気がするなぁ・・・ やっぱり上の歯って、何事においても、軽いのでしょうかねぇ・・・ で、１７時に酸素飽和度やら体温、血圧を測り、 大丈夫ということで酸素マスクが外されました。 １７：３０になりました。 そろそろいいかなぁ・・・ ナースコールをして、 「トイレに行きたいのですが・・・」 と言ってみました。 本当は、部屋に戻ってから３時間は寝てなきゃいけないらしいんだけど、 ギリギリかしらね、、、ということで、 着替えなどをしながら時間を稼ぎ、 ＯＫが出て、 看護師さんに付き添ってもらいながらトイレに行きました。 今回は、トイレに行く前に、ウガイをしてくださいという指示はありませんでした。 前回は、トイレの中まで付いてきてくれたんだけど、 今回は、トイレの入口で、ひとりになり、 フラフラと点滴棒を押しながら、 カーテンの個室にと入っていきました。 かなりボーっとしていたけど、なんとか動けました。 そしたら、「音函さーん、ひとりでお部屋に戻れますかー！？」 という声がしたので、 「戻れまーす」と、かすれた声で答えました。 やはり、喉からの挿管だと、声は若干かすれるのだなと実感しました。 今回は、いきなりガスも元気にプリプリっと出てくれたので、 すでにお腹も動き出しているということで、 本当なら水も飲めたのでしょうけれど、 前回吐いてしまったという前歴もあるので、 水を飲むのは、自ら我慢をして、もう少し待とうと思いました。 で、日付が変わり２００９年１月２３日（金）の、 夜中の１２時でしたでしょうかね、 お水を汲みにナースステーションまで行って、 勝手にお水を口に湿す程度に飲んで、 お腹がキュルキュルいっているのを確認し、 夜中の２時には、もう少しゴクっと飲んで、 さらにガスも出たので、 ４時には、ゴクゴクと飲み始め、 お腹も空いてきているし、空腹を満たすためにも、 ５時にはさらにゴクゴクと飲みました。 結局、今回は、術前に気持ちが悪くなったものの、 術後には、気持ち悪くなることもなく、吐かずに済みました。 朝方、トイレに行った際に、鏡を見ると、 いつの間にか、知らない間に、顔の右半分がものすごいことになっていました。 まさか、前回よりも大きく頬っぺたが腫れるとは思ってもみなかったので、 かなり驚きました。 痛みが少ないから、てっきり腫れも少ないのかと思っていたら、 前回よりも派手かも！（笑） そうそう、そういえば、誰も何も声をかけてもくれなかったんだけど、 床頭台の右端に、前回同様に、 オレンジの歯ブラシと、そして、ビニール袋に入った抜歯した親知らずが、 ひっそりと、置いてありましたっけ。 ２回目ともなると、勝手に持ってお帰りください・・・的な状態なのね。。。（＾＾；

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